top of page


幼児と数の、ちょうどいい出会い方
数字は、 世界を整理するためのラベルのようなもの と、私は捉えています。 たとえば、同じ大きさのものを集めたり、多い・少ないを比べたり、ぴったり収まる場所を探したり。 そんな日常の中にある感覚に、あとから「1・2・3」という名前がつく。 そう考えると、幼児と数の出会い方は、 具体 → 抽象 という順番が自然なのかもしれません。 先に、見たり触れたりしながら量や関係に触れ、そのあとで数字という記号に出会う。 日常の中にも、子どもが感覚で出会っている数の世界はたくさんあります。 コップを配るときに「まだ足りない」と気づいたり、靴を並べて「同じだね」と言ったり、電車のおもちゃを長くつなげたり、スプーンを人数分用意しようとしたり、階段をのぼりながらリズムを感じたり。 まだ数字を知らなくても、 多い・少ない、同じ・違う、長い・短い、足りる・足りない といった関係を、身体を通して感じ取っています。 モンテッソーリ教具は、こうした感覚をよりはっきりと感じられるように、【性質の孤立化】が成されています。 2次元の円柱さし 例えば【円柱さし】であれば、 高さだけが
2月18日


自由と放任ってどう違う?②
―大人に必要とされる「忍耐力」― モンテッソーリ教育では、自由のことを 「制限された自由」 という言葉で表します。 少し不思議な響きですよね。 でもこれは、「自由を縛る」という意味ではありません。 自由を守るための、大切な線引き のことです。 たとえば、 他の子が集中している横で大声を出す 使っている教具を、断りなく取ってしまう 危険な行動をしている こうした行為は、「本人がやりたいから」という理由だけでは、自由とは言えません。 なぜならその自由は、 誰かの集中や安心を壊してしまうから 。 モンテッソーリ教育では、 「自分の自由」と同じくらい、「他者の自由」を大切に します。 だからこそ、他者の権利を侵してしまう行為には、きちんと止める線があります。 一方で、 少しぎこちない手つき 時間がかかっているように見える作業 大人から見ると遠回りに感じる取り組み 同じことを何度も繰り返す様子 こうしたものは、たとえ非効率に見えても、私たちは「じっと見守る」ということが大切になっていきます。 むしろ子どもが悩んでみたり、試してみたり、考えてみたりする様子を
1月23日


自由と放任って、どう違う?①
― モンテッソーリが大切にしている「自由」の話 ― 「モンテッソーリ教育って、子どもを自由にさせるんですよね? それだと協調性がない子どもに育ってしまうのでは…?」 こんな疑問についてお答えしていきたいと思います(o^―^o) たしかに、モンテッソーリ教育では「自由」がとても大切にされています。 でもその自由は、何をしてもいい、大人が子どもに無関心になる、という「放任」とは少し違うのです。 むしろ、 安心して自由になれるように、周りがしっかり整えられている 、そんな自由です。 たとえば、なごみの森の活動の中では、 どの教具(活動)に取り組むか いつ始めて、どれくらい続けるか 机でやるか、床でやるか 今日は参加するか、少し見ているだけにするか こうしたことを、子ども自身が選べるようにしています。 一見すると、「全部子ども任せ」に見えるかもしれません。でもその背景には、 発達段階に合った教具が用意され、子どもの目につくように配置されていること 使い方や約束が、最初に丁寧に示されていること 講師がよく観察・記録し、必要なときだけそっと適切な援助を行う
1月23日


11月『モンテッソーリ1day school』の様子
初めての「モンテッソーリ 1 day school」。私たち自身も、どんな時間になるのだろうと、ドキドキ、ワクワクしながら準備を進めていました。 90分という時間が、この子たちにとって長いのか、短いのか。 始まる前はそんなことも考えていましたが、 終わりの時間になっても子どもたちは、「次はなにやるの?」と、 まだまだ続くと思っているかのような元気いっぱいの姿。 子どもたちが深く集中しているときの90分は、本当にあっという間ですね。 特に印象的だった活動のひとつが、 色水実験 でした。試験管とスポイトを使いながら、色の三原色が混ざっていく様子を楽しむ活動です。 スポイトや試験管に触れること自体が、6歳の子どもたちにとっては新鮮な体験。「こうやって使うもの」と事細かく伝えなくても、吸ってみたり、出してみたり、量を調整してみたりと、手を動かしながら少しずつ感覚的に学び取っていく姿がありました。 色チャートなども一応準備していましたが、今回の子どもたちの関心は 自分の手で色をつくり出していく過程そのもの に向いていたように思います。 中には、試験管に色水
1月10日
bottom of page