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子どもに“魅せる”ということ― レギュラークラスがはじまって

4 時間前
読了時間: 4分

9月から、なごみの森ではレギュラークラスが始まりました🍀


同じ子どもたちと、これから月に一度ずつ会えること。


始まる前から楽しみにしていましたが、実際にスタートしてみると、


「次に会うときは、どんな姿を見せてくれるかな」と考える時間も、以前にも増したように思います。


モンテッソーリ教育というと、

少し変わった形の、木製の教具を思い浮かべる方も多いかもしれません。


もちろん、教具もとっても大切です。


でも、

教具を揃えて、棚にきれいに並べれば、それでモンテッソーリ教育になるわけではないのが、私たちにとっても難しいところ。


そこには「提示」というものが必ずあります。





「提示」とは、簡単にいえば、私たちが実際に教具を扱ってみせること。


でも、ただ「使い方を教える」というのとは、少し違います。


「先生、何してるんだろう」

「早く自分も触ってみたい」


そんなふうに、

子どもの中から自然と手が伸びるような


“魅せ方”


を考える。


私たちにとって提示は、そんな時間です。


実は、ひとつの教具に対して、提示の仕方がひとつとは限りません。



ひとつの教具でも、発達の段階や目的によって、3パターンほどの提示があることも珍しくありません。


同じものが目の前にあっても、3歳の子と6歳の子では、そこから出会ってほしいものが違う。


そして同じ年齢でも、その子が今どこに興味を向けているかによって、

やっぱり変わってきます。


だから私たちは、ときどき保護者の方に、


「最近、○○ちゃんは何に興味がありますか?」

「ひらがなや数字への関心は、今どのくらいありますか?」


とお聞きすることがあります。


突然そんな連絡が来るので、

「何かテストでも始まるのかな」

と思わせてしまっていたらすみません💦


もちろん、

「○歳だから、これくらいできているかな」という確認がしたいわけではありません。


私たちが知りたいのは、


その子の目が、今どこを向いているのか。


教室で会えるのは、月に一度。


その間にも子どもたちは生活していて、昨日まで興味がなかった文字を急に読み始めたり、数えることが楽しくなったり、何かひとつのものにものすごく詳しくなったりします。


その小さな変化を少しだけ教えていただけると、


「じゃあ、今回はこれを置いてみよう」


だけではなく、


「この魅せ方なら、今の○○ちゃんに届くかもしれない」


と、もう一歩その子に近づいて準備することができます。


そして迎えた当日。


こちらが「これはきっと好きだろう」と思っていたものを、

見事に素通りされることもあります( ´∀` )


反対に、「これはまだ選ばないかな」と思いながら置いていたものに、

驚くほど夢中になることもあります。


こちらの読みが、毎回きれいに当たるわけではありません。


というより、子どもたちは結構あっさり、こちらの予想を超えてきます。


でも、その瞬間が私はけっこう好きです。


「あ、今はこっちなんだ」

「こんなことまでできるようになっていたんだ」

「ここに心が動くんだ」


そんな発見があると、次に会う日のことを、また考えたくなります。


レギュラークラスが始まり、同じ子どもたちに継続して会えるようになりました。


一度の姿だけで「この子はこう」と決めるのではなく、

前回の姿があって、今回の姿があって、その間のご家庭での姿も少し教えていただきながら、また次の環境を考える。


その繰り返しができることを、今、とっても嬉しく感じています😊



クラスの前には、教具の配置を考えたり、どんな順番で提示しようかと悩んだり、みんなで見るほうがいいのか、一対一でじっくり見せたいのかを考えたり。


準備はたくさんします。


それでも最後に、何に心を動かし、何を選ぶのかは、子ども自身。


私たちができるのは、その「やってみたい」の、ほんの少し手前までなのかもしれません。

そんなことを考えながら、次のクラスの準備も、ぼちぼち始めたいと思います。

 
 
 

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